太陽光発電などに関わる「RE100」とは?

RE100とは「Renewable Energy 100%」の略であり、企業が自らの事業の使用電力を100%、再生可能エネルギーで賄うことを目指す国際的なイニシアティブを指します。日本を含め、世界各国から400社以上の企業が参加しています。

 

RE100に参加するメリットには、次のようなものが挙げられています。

 

◎長期的なエネルギーコストの削減と安定化、化石燃料コストの変動リスクの低減につながります。

 再生可能エネルギーでない場合、気候変動により原料供給に問題が生じたり、化石燃料の価値が下落したりするマイナス面がありますが、再エネによってそのマイナス面は軽減されます(太陽光発電などの場合は、気候変動による供給能力の変動はあります)。

 

◎需要家の企業が再生可能エネルギーによる電力調達の必要性を発信することで、市場が拡大し、安価で安定した再生可能エネルギーによる供給が可能になります。

 需要家(電気の利用者)である企業が再エネによる調達の必要性を発信すれば、再エネのニーズが高まり、供給する側で低価格化・安定供給・規制緩和になりやすくなります。

 これにより、需要家の方も供給する方も、再エネ市場のメリットを享受することができます。

 特に、PPA(発電者との直接契約)と自家発電についてはRE100がコスト削減につながっているため、良いアピールになります。

 

◎再生可能エネルギーの導入比率はCDPの加点対象になりますので、投資家からのESG投資の呼び込みに役立ちます。

 CDPとは、ESG投資のための国際NGOのことです。

 ESG投資とは、キャッシュフローや利益率などの財務情報以外に、環境(Environment)や社会(Social)に配慮した事業で企業統治(Governance)をしている企業を投資先として選ぶ方法のことです。

 

◎RE100のつながりをきっかけとして、世界を含めた企業間の協働ができる可能性があります。

 

 

 

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